2015年2月22日日曜日

気に入ったんだから仕方ないジャン。

白ボディ・白ピックガードのテレキャスター。

スクワイヤーのアフィニティです。




近所に楽器屋さんが無い訳じゃない。

まずは、ネットで情報収集。

Amazonで新品が3万チョイ。

自分でも「あまりイイ感じは、しないな。」と思いつつプリントアウト。

それを片手に近所の大型ショッピングモールへ。


モール内の楽器屋さんに入り、かるく一周見回したが白いテレキャスターは無し。

で、1番近くに居た店員さんに尋ねたわけだが。


「ストラトなら白の在庫ありますよ」とか言われてもねぇ。

「どうしてもテレキャスがイイならサンバーストとかバタースコッチは?」


いやいや、どうしても白がイイんだけど、会話がチョットズレテルっす。


10万くらいの商品を勧められたが、予算は3万。

やんわりと「初心者でもフェンダージャパンか、せめて▽〇◆◎△を買った方が…」



わかる。

安物買いの銭失い、数か月で上位機種が欲しくなるよって事でしょ?

数々の経験を踏まえた上でのアドバイス、参考になります。



でもねぇ。

「思い立ったが吉日」って言うし。

妥協して安物を買う訳じゃないんだって。


帰宅してAmazonをジッと見る…レビュー無し。


「お!もしかして。」

Amazonで商品タイトルをコピー。

楽天市場でペースト、ポチッ。


同じものが出た。

送料込21,000えん。

アウトレット価格。チョイ傷。訳あり。


「うーん、安いけど言い訳が多くねぇか?」まぁいいや。



待つこと数日、届きました。



1,000円以下のスタンドも入手。



ネット上の情報だけを頼りに大勢の方のサイトやyoutube動画を見まくって練習。

超苦手だった音符とコードも基礎から学んだ。


小学生の音楽の時間・中学生の音楽の授業があんなに楽しくなかったのが

不思議に感じるくらい今は、楽しくて仕方ない。


教わる側の【生徒の姿勢】と教える側の【教師の振る舞い】


ピッタリ合わさると凄いエネルギーなんやと。




まぁまぁ、そんなこんなで1年が過ぎたころ、

あんなに真っ白で美しかったテレキャスのボディにちょっと変化が。




何やこれ?キズじゃないし、打痕でもないよ凹んでないし。

表面を触ってもツルツルしてるし。

汚れなら取れるだろうと、マイクロファイバータオルで擦ってみたがダメ。

ならばと、そこに中性洗剤を一滴垂らして優しく円を描くように擦ってみた。

さっきより2~3分長く、ついでに祈りも込めて。


結果、変化なし。


翌日の勤め帰りにホームセンターでコレを購入。


Holts 補修はホルツ でおなじみの コンパウンド ミニセット。

粗目・細目・極細の各25gの3本SET。


まずは、粗目を米粒大ほどチューブから出し、ウエスで研磨していきます。

おかしいぞ。

変化がない。

コンパウンドをケチったか?

それなら、小豆大×2ほどグニュっと絞り、再度ウエスで研磨…そして研磨。

研磨する事、約5分。


あらーッ! 美しかった白いボディがソコだけマットホワイトになっとるだけやん。


よくよくジッと眺めてみると、汚れの様な2つのホクロはクリアー塗膜の下に存在している。

このまま強引に粗目研磨を進めても絶対イイ事なんか無い。

確実にクリアー層を失い、ホクロまでたどり着いたとしてもホクロの下が白い塗膜とは限らん。


ホクロとったら、いきなり下地塗装か最悪は木肌かも。


ヤメ、ヤメ。


とりあえず粗目の磨きキズは細目で研磨するしかないし、極細で鏡面まで磨いて修復。


ホクロ取りと言う目的は果たせずとも、その工程と労力に大差は無く、何やってんだ俺状態。


いやいやぁ、さすがはHolts。 補修はホルツ 看板に偽りなし。 その確認作業でオワタ。



ギターの保管って思ったより大変なんだって事、学ばせて頂きました。

ケースに入れっぱなしは駄目! スタンドに置きっぱなしは駄目!

直射日光は避け、適度にケース保管と湿度管理。

風通しの良い部屋の中で云々。




この頃、コンターに興味を持ち始めた。

黒マジックで「こんな感じ?」とフリーハンドでラインを引いたりしてみた。







カッタウェイの裏側にも薄茶色の何かが。




こんなトコにも太いスジ状の何かが。



ホクロ近辺のエッジにも薄茶の何かが。


経年変化として楽しめるモノなら問題ないけど、何か違う気がしてならない。

所詮、安いギターだからこんな物なのかねぇ。


あの時の店員さんのアドバイス通り、10万のギターならこんな事に成らなかっただろうか?


いや、自分は納得してコレを選んだ。

チョット気に入らない箇所が出たからと、買い替えるという選択肢は無い。

自分が気に入るようにモディファイする選択。

コレが1番「しっくり」する。



思い立ったが吉日。


総剥離してコンター加工する。


ちょうど弦も替え時、ペグを緩めてニッパーでパチパチ切って外したら気分も晴れやか。

なんか知らんけど一歩踏み出せた快感な。


4本のジョイントボルトとプレートを外して保管庫へ。


案外、スッとボディからネックが離れた。


ビスを緩めたついでにコントロールパネルを上下逆に固定してみた。


ビス8本を丁寧に外してピックガードは、保管庫へ。


さてココからドンドン外して逝きます。

純正ジャックポットは四角いプレートで固定されてマス。




フロントピックアップはスプリングを通して2本のビスどめ。

ブリッジプレートは5本のビスで固定され、リアピックアップは3本のボルトどめ。

各部の回線は、躊躇せずニッパーでCUT。


取り外したパーツはエアパッキンに包んで保管庫へ。



いやぁ、良くも悪くも メイド イン シナ。

雑。

仕事が雑です。

コントロールキャビティ内をご覧ください。


貫通したドリルビットの先端が勢い余ってキャビティの一部を破壊しております。

この工程を繰り返し作業すれば、失敗から学ぶのが有能と言う者です。

工場内を見渡すか、自身の足元にでも端材が転がっていれば、

その端材を利用して養生すればイイものを。


トリマーやリューターで綺麗にキャビティを掘削したのに、他の工程でそれを破壊。

そのまま流れ作業でバンバン組み立てられ出荷される。

生産量や出荷量が重要で、品質無視とか流石は経済大国。

安かろう、「どこかが」悪かろう。




ここは、自分の手で補修するしかないな。




エレキギター剥離  塗装剥離 とかで検索すると、いっぱい有り過ぎ。

ヘアードライヤーとスクレーパーで剥離解説してるサイトを参考に着手。

手持ちの1200wターボドライヤーを近距離でガンガン当てます。

素手で触れないほど加熱したところで、スクレーパーで塗膜をスルスルスルゥ~っと


剥れない!

なんで?


サッサと他のサイトへGO!

家庭用アイロンで加熱し、スクレーパーで気持ち良く剥離できるらしい。


ん、わかった。



翌日の勤め帰りに家電店へ。

手頃なお値段のおススメ商品を購入。

急ぎ足で帰宅し、マックスパワーでアイロンをボディに。

「イケそうな気がしてならん」


ハズだったのに。

ご家庭用アイロンの主流は、コードレス。


たったの1分で充電完了!しかし使用2分で充電を要求され時間ロスしまくり。

2時間以上てんやわんやした結果がコチラ…





この辺で薄々気づき始めた。

塗膜の種類。


ググってみると、

  • ポリウレタン塗装

  • ラッカー塗装

  • オイルフィニッシュ


自分のテレキャスター説明文を探して見ると、そこには「ポリ」とあった。


ヘアドライヤーとかアイロンで「ペリペリと剥離」出来るのは、ラッカー塗装なんじゃないの?



youtubeでヒートガンとスクレーパーでサクサク剥がしている動画をみつけた。


なぁんだ、コレかよ。

無知って罪だな、ヒートガンにたどり着くまで可能な限り遠回りした気がする。



楽天でポチって配達を待つ間に、ネックを手に取って「ペグでも磨くか」と。


1弦のペグを外してみると、普段は見えないヘッド裏面との接合面に【PW】の刻印があった。

ググってみるとプラネットウェーブ(Planet Waves)製のようです。

それと数字の「1」の刻印。

ははぁ~ん、弦の太さと同じ数字がペグに刻印されているとは、やるじゃないか【PW】。


これなら一個づつ外して、磨いて取り付ける手間がはぶけるな。

一気に6個取り外しバラケても問題無し。



手入れが終わったら刻印を確認しながらペグの再装着が容易だ。

1弦=「1」

2弦=「2」

3弦=「4」 はぁ?

4弦=「3」 むぅ。

5弦=「4」 ぐぬぬ。

6弦=「4」 憤死レベルやな。


百歩譲っても3弦は3で、4弦は4だろうよ。 「5」と「6」がこの世に存在しなくてもナ。


ちょー、もうこのペグ再利用したくないなぁ。

まぁ、先は長いしペグ新調前提でたぶん不要な小穴を埋めときます。


爪楊枝が不要なビス穴埋めに有効です。


安価な中国産が多い「爪楊枝業界」。

安心安全な メイド イン ジャパン 

私は、日本製が選べるなら積極的に日本の製品を購入しています。

特に食。

毒入りぎょうざ

段ボール饅頭

腐肉ナゲット

許せないし、信用できない。


爪楊枝も口に入れるモノなので安心の日本製。

今回はギターに使いましたけど。



丸いち日、放置してキレイに固着したので少し余裕を残して爪切りでCUT。

スクワイヤー純正のPWペグの締め付け痕も気になるので40番のサンドペーパーで

研磨していきます。



40→60→80番まで研磨終了。

クッキリと残っていた締め付け痕もツルツルして綺麗になった。

次は、100番から120番まで研磨、とりあえず240番までやっつけて様子見ます。

PWペグは、保管庫へ。

廉価モデルのテレキャスターだけどスゲー愛着がわいてきた。

ビンテージかクルーソンか迷う時間も楽しかったり。

ハイエンドモデル!なんてのも案外アリだったりして。


ヘッドがちょっとだけ綺麗になったんで気を良くしてフレットでも磨くか?と。

マスキングに挑戦。



12フレットあたりから指板が狭くなる分、マスキングテープを縦半分に切って中央を重ねて調整

ド素人でも何とかなった。

自分で思ってた以上のデキに満足ぅ ちょっとプロっぽくね?




せっかくマスキングしたんだからフレット擦り合わせとかやれたらイイんだけど、

専用工具も無いし、ド素人だからやってません。


ピカール金属磨きで6カ所磨いたところでマスキング撤去。

画像じゃ判りづらいケド、実際はピッカピカ!

これは、気持ちイイ。


しかし、アレだな。 初心者だからって弾きっぱなしの手入れ無しってダメやね。

日頃のメンテに気を使ってこそ、気持ちイイ練習ができるって感じ?

今回、バラした事で弾けなくなった分、ちゃんと学べてる希ガス。


フレットを磨いたウエスが真っ黒!

10年前に購入したピカール。

腐らず、固まらず、10年経過しても現役で活躍中。

やっぱり日本製品、スグレモノでございます。


ピカピカになったフレット達。

ってか、指板の杢目ってこんなっだったかと我が目を疑う。

なかなか、よいネックじゃないかぁ。

痘痕も笑窪とは、このことか。

愛着ってスゲー。




『ギター始めたいなら最低でも3万円台の予算で』

youtubeで動画配信されているタキザワ・ミュージック・スクール ギター科講師たきざわサンの

お言葉を参考に選んで入手したテレキャスター。


フェンダーとスクワイヤー以外のメーカーは、テレキャスタータイプとなるらしい。

偽物ではないのでしょうが、廉価版でも本物の【テレキャスター】を選んだわけです。


3万円と10万円のテレキャスター。

違いって何でしょう?

バスウッド < アルダー < アッシュ

みたいなボディ材やネック、指板だったり?

当然、電装系も違うんやろね。 あたりまえか。


あのマーティー・フリードマン氏のシグネイチャーモデルって、

本人が言ってたけど7万円するかしないかの楽器なんだってさ。

高価なギター=必ず良い。とは、限らないって。

自分に合うか、どうかの方が重要みたいな事を言ってましたし。

そんな発言も説得力があるやん。

マーティーのギタープレイが証明してるしね。


なんか深いなぁって。



でも、見た目も結構大事だったりする。

他へのアピールでは無くて、自分の目線で。

自分で見てイイ!と感じるギターかな、やっぱり。


フェンダーの格下、スクワイヤーの廉価版。

そこがイイんです。

コレを自分好みに、より良いギターにモディファイするテストタイププロジェクト!

ちょい大袈裟か。

コンター加工と2ハムバッカー仕様がお好みなので、ボディのザクリは避けて通れませんね。

Gibson純正レスポールのエスカッションが凄く魅力的です。

あの絶妙なクリーム色がたまりません。


あれこれ迷った時間も楽しいもんです。


先日のフレット磨きで再確認した指板の雰囲気に合わせてコレ入手しときました。

(昨年の11月)



メイプルエスカッション 思った通り、指板との相性がぴったりで良かった。

サウンドハウスだから、実際はもっと安かった。








あれから数日。




届いたヒートガンで試した結果がコレ。

熱風を当て始めて数秒後に塗膜が浮いてくる感じです。

裏面ですが、これだけ剥離するのに20分ですハイ。




楽勝過ぎワロタw

でも、調子に乗り過ぎていっぱいヤラかした。反省





















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